上田 晄暉

1958年 愛媛県今治市生まれ
現在、東京都在住
著書
詩集「青い太陽」(昭和53年、私家版)
「瀬戸内の風に舞う」(平成22年、文芸社刊)
「瀬戸内の風に吹かれて」(平成24年、文芸社刊)

掲載記事

書籍

  • 透視男
    上田 晄暉
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    松岡太郎は27歳独身、〈彼女いない歴=年齢〉のしがないサラリーマン。
    クリスマスイブの夜、例年通りチキンとビールでひとり侘しく祝杯をあげようと帰宅を急ぐ途中、ふだん通らない神社で一人の老人の足につまずき、石段から転落する。
    漣神仙と名乗る老人は太郎を呼び止め、「人間を支配しているのは九割方、背後にいる憑き物なのだ」と語り、唐突に、太郎にその憑き物を見破る〈透視力〉を授ける。
    「力は私利私欲のためでなく他者のために使え」と命じられた太郎は、翌日から、戸惑いながらも勤務先のいじめ、専務の背任横領や取引先の偽装倒産、ご近所トラブル等、様々な問題に〈透視力〉を駆使して立ち向かっていく。
    その傍らにはいつしか秘書室の青木、新人の竹村ら2人の美女が寄り添い、サポートしつつ、太郎に熱い視線を向け始めているのであった。