お正月が過ぎ、仕事が忙しくなった私はみかどを手伝う機会がすっかり遠のいていました。桜の咲く頃だったと思います。たまたま、私が店にいると、テク坊がやってきました。相変わらず私に大声で話しかけてきました。「あれ、おねえさん、久しぶり! 少し痩せた? ……なんか美人になったね」バカだのクソだの悪態ついていたテク坊にそう言われて、私は正直面食らいました。「テク坊……お世辞がうまくなったわね」次の瞬間、母…
[連載]ねぇねぇみかどのおばさん
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エッセイ『ねぇねぇみかどのおばさん』【第7回】六谷 陽子
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エッセイ『ねぇねぇみかどのおばさん』【第6回】六谷 陽子
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エッセイ『ねぇねぇみかどのおばさん』【第5回】六谷 陽子
近所のおばさんたちに「みかどは不良のたまり場だから、怖いわよね」と噂され…。
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エッセイ『ねぇねぇみかどのおばさん』【第4回】六谷 陽子
こんな些細なことで心底喜んでくれるなんて!絶対に不良になるはずがないと確信した瞬間
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エッセイ『ねぇねぇみかどのおばさん』【第3回】六谷 陽子
不良とつるみ始めた近所の男の子…。駄菓子屋のおかみが決行したのは「えこひいき」作戦!?
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エッセイ『ねぇねぇみかどのおばさん』【第2回】六谷 陽子
思い出すのは「みかど」が開店した頃のこと。子どもたちの声が賑やかな下町の世界。
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エッセイ『ねぇねぇみかどのおばさん』【新連載】六谷 陽子
改まった父からの「店を閉めようと思っている」気丈な娘の内心は…