このオープンさを維持する心と対になるのが、決断するという男性性です。

チェックメイトーそれは、チェスをしていて最後の一手を打つ瞬間のことです。これで決める、と腹をくくる時です。いろいろな手を試す中で、これでいいのか、やっぱり違う、と迷う気持ちもあったでしょう。それを乗り越え、腹をくくる行為は、なんとも清々しい気持ちになるものです。

私たちは、生きていく中で、日々、無数の決断をしています。今日は何を食べるのか、誰に会うのか、何時に起きて何時に寝るのか。もっと大きな決断もあります。どんな仕事をするのか、誰と結婚するのか、どこに住むのか。

誰かの意見に従うこともできますが、最終的には自分のことは自分で決めなければなりません。決断する―その自由と権利を、私たちは与えられています。決断するという男性性は、自分の心の声に従って生きるという、とても潔い力で、私たちが人生を納得して生きるために欠かせない質です。

しかし、私たちは、この力を放棄することがあります。あの人が怒るから、この人たちに迷惑がかかるから、世間では認められないからと、決断する力を誰か別の人に預けてしまうことは、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。

もしかすると、納得できない道であっても、泣きたくなるような気持ちを抑え、我慢をする選択をしたこともあったかもしれません。なぜなら、私たちの決断には、何かをあるいは誰かを失うリスクが往々にしてあるからです。

決断するという男性性は、そんな時に、とても頼りになる存在です。自分にとって本当に大切なことを見極めたなら、起こり得るリスクや失うものを承知の上で、腹をくくる力を与えてくれます。これが私の決めたことです、と堂々と立ち尽くす勇気を授けてくれるのです。

あなたは、大事なことに腹をくくる勇敢な侍です。

※本記事は、2021年9月刊行の書籍『ツイン・エネルギー™ 静と動のバランスを整える16の考え方』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。