ツイン・エネルギー4 問う・解決する

子供は純粋な気持ちから問いかける天才です。お父さんはどうしてお仕事をしているの? 子供は、はっとすることを問いかけるのが常です。

それは、答えは相手がもっていることを100パーセント信じているからこその行為です。私たちは、大人になるに従って、無邪気に問いかける、という力を失ってゆきます。

自分は大人なんだから、知っていなければならない。専門家なのだから、リーダーなのだから、問題への答えを見つけ、人を導かなければならない。そして、わからないと言うことに恐怖さえ感じてしまうのです。

しかし、今、この問うという行為の本当の威力を思い出す時だといっても過言ではありません。なぜなら、時代は転換期を迎え、過去の成功体験だけでは、今の私たちの問題への解決策を導きだすことができないからです。

問うという女性性の質は、私たちが考えもしなかった領域について、考えるきっかけを与えてくれます。それはまるで、無限に広がる潜在意識と私たちをつなげ、新しい領域にあった情報や答えをひっぱりだしてくれるような力をもっています。また他の人に問いかけることによって、自分では考えも及ばなかった意見や情報を受け取ることができるのです。

すぐには答えがでない場合も、問いをもってしばらく過ごしてみると、たまたま見た広告や人との会話から答えを受け取る、ということもよくあることです。

もしも私たちが、必要のないプライドを横におき、自分に、人に問いかけることができたなら、何が可能になるのでしょうか。答えはいずれわかるだろう、とゆったり構え、待つことを自分に許したなら、何が生まれるのでしょうか。

問うことは、あなたが無限の可能性とつながる力です。