少し話が外れるが、燃える氷と言われるメタンハイドレードという化石燃料が海底の岩盤に存在する。エネルギー量は天然ガス相当で100年分はあると言われる。おそらく宇宙線によって地中の空気がメチルアルコールに変化し、それが非常に長い年数の経過で、出来上がったものではないかと思われる。

そして化石燃料の石油は、メタンハイドレードが長年宇宙線の影響を受けて出来上がったものと見られる。小中学校のころ、石油は古代植物からできたものと教えられたが、違うと思う。宇宙線の影響でできたものである。化石燃料の石炭は、地表または地表近くにあり、これは間違いなく植物の化石である。

しかし、石油は石炭に比べて地下深すぎるのである。天然ガスもそうだ。そうすると、やはり石油や天然ガスは、宇宙線の影響で出来上がったと考えた方がいいだろう。

ダークマターの章で、宇宙は膨張と縮小を繰り返しており、今の宇宙は、まだ急膨張の期間だと述べた。ということはもっと膨張すると、今度は10万光年の天の川銀河から13万、14万光年銀河へと生物の生まれる銀河のサイズが変わることを意味する。

さらに時間が経過すると、今宇宙線が多い22万光年のアンドロメダ銀河に、生物が生まれる惑星が誕生することになる。

さらに宇宙が膨張すると、宇宙線はさらに少なくなり、宇宙は完全に生物無しの世界になる。

縮小してくると恒星間距離が短くなり、宇宙線は増加し、また生物が誕生する惑星ができる。

これから考えると、宇宙が膨張―縮小周期数兆年として、生物が誕生する期間は極めて限られた期間、数百億年ぐらいではと思う。