所感

宇宙は、最初は点で、ビッグバンによって広がって出来上がった。この理論は常識のように扱われている。20世紀の天才科学者アインシュタインも、宇宙は無から始まったとしてE=mc2という有名な理論を導き、ブラックホールの中心には特異点が存在すると言っている。

無から始まるという考えは、終わりもあるという理論になるのだ。ビッグバンは、宇宙観測の技術により、宇宙が膨張していることが分かり、宇宙は最初に大爆発して広がったという説が一般論となったもの。

ところが、長く宇宙膨張を観測しているうち、時間が経過すると、膨張する速度が増していることが分かり、宇宙には未知のエネルギーダークマターが存在するという考えが生まれた。私はビッグバンとは異なる考えを持っている。宇宙にビッグバンは存在せず、ブラックホールの中心に特異点など存在しない。

物質のエネルギーは、E=mc2で終わりではない。宇宙は無限の時の流れで、膨張と縮小を絶えず繰り返しながらエネルギーを復元(宇宙の再生)しているという理論だ。宇宙はビッグバンで始まったという考えを捨てると、宇宙はとても分かりやすい。宇宙は、何兆(10の12乗)、何京、何ガイ…………何不可思議、何無量大数(10の68乗)年と無限の時の流れの中に存在し、始まりも終わりもないのだ。

これを読んでも宇宙物理学者のみなさんは、まだ宇宙の始まりはビッグバンだと考えるだろうか? どのような理由で宇宙は始まったのか、ぜひ聞いてみたい。

天の川銀河に地球型惑星はどのくらいあるのか

SF映画やアニメーションの世界では、人間が住めるような地球型惑星が、たくさん出てくる。SF映画の原作は、太陽系外惑星を観測する前に作成された作品がほとんどである。

太陽系外惑星が観測されたのは、ハッブル望遠鏡を地球の軌道に打ち上げた1990年代以降であり、これまで数千個は観測されたが、見た目が地球と同じ惑星はない。それでは我々がいる1000億個の恒星数を持つ天の川銀河には、いったいどれくらい地球型惑星があるのだろうか?