では、逆に学校歴から見た少数派を想定するとどうなるかというと、

「幼稚園公立、小学校私立、中学校私立、高校私立、大学国立」

になります。こちらは私立に通う期間が圧倒的に多いので、「私立派」としてみます。

ただ、大学段階で難関国立大学へ行くのは圧倒的に私立高校が有利な現実を考え合わせると、私立派は、学校歴に基づけば、弱い少数派ではなく、「強い少数派」と言えるかもしれません。

ちなみに、私は、

「幼稚園私立、小学校公立、中学校公立、高校公立、大学私立」

で、典型的な公立派です。うちの子どもは、

「幼稚園公立、小学校国立、中学校私立、高校私立、大学国立」と、真逆なのですが、これは私の経験上、大きなメリットになりました。自分の仕事と子どもの学校歴を通して、ほぼ全部に近い教育の場を経験できたからです。

公立も私立も、学校教育も放課後教育も塾経営も、荒れた学校も平和な学校も、PTA役員も、教職員組合役員も、部活顧問も全国大会も、教務主任も進路指導主事も、教育委員会勤務も……。

そうした経験をとおして、私はさまざまな「教育の現実」を見てきました。そのうえで、今こうしてみなさんと出会っているわけです。

※本記事は、2016年11月刊行の書籍『先生の塾に入ったら、東大行けますか? 今どきの東大合格のコツ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。