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社会人へ

多くの人が社会に出る十八歳。

進路を考えることは、暮らしを考えることですが……、大卒がいいとは限りません。今なら、高卒でトヨタに就職した人は、多くの大卒よりも、その年齢なりにいい暮らしをすることが可能です。

結局、能力を高めて仕事を選ぶといっても、最後は企業です。

「どこに就職するの?」

というたった一つの問いに対する答えが、大きな分岐点になります。大学を卒業する二十二歳でも同じです。

どこに就職するか。その企業の採用条件に合っているか。これがターニング・ポイントですね。

そのために、またまた大事なことは?

そうです、準備ですね! 準備して実行することです。

専門職、総合職で就職したいなら大卒になります。仕事は、上に行くほど抽象度が高くなります。抽象度が高いとはどういうことでしょうか。

例えば、本田技研工業は一般的には「モータリゼーション(自動車の大衆化、大衆車づくり)の会社」ですが、自らは「モビリティ(移動性、自由な移動)をつくる会社」と定義しています。

だから、車だけでなく、「ホンダジェット」を開発することができたわけです。

もし、ホンダの上層部に車づくりの意識しかなければ、ジェット機の開発はありませんでした。抽象度の高い領域は、見かけの問題と重要度の大小がちがうことがあります。

そこでは、高い知見と専門性が必要です。それは、一般的には高卒の知識ではありません。

さて、そこで採用試験ですが、企業の採用担当者から見たら、同じ大卒でも、一見しただけでは就職希望者がどんな人材かわかりません。面接でも見まちがいます。

リクルート・ルックは見かけの特徴を消します。「中身で勝負」とは言っても、採用側が聞きたいことは決まっていて、就活生が言いたい台詞も決まっていて、面接時間はどうしたって短い。

となれば、客観的な判断材料である「大学名」が、どうしても重要になるということですね。

まず大学名があって、その名のとおりの人かどうかを確かめる。次に個性を見る。そういうことですね。

※本記事は、2016年11月刊行の書籍『先生の塾に入ったら、東大行けますか? 今どきの東大合格のコツ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。