末期癌と告知され、ご自分の余命を知っていた男性入居者さんが前庭のマリーゴールドを一生懸命に植えてくれました。前職は学校の校長先生だった方で、今も光り輝いたその姿が目に浮かびます。

裏庭に園芸療法ができるよう、入居者さんが園芸を楽しめる畑があります。ここは宮本さんの聖地! トマト、とうきび、ズッキーニ、さつまいもなど、毎年いとも簡単に上手に作ります。それを入居者さんは眺めたり、ちょっと手伝ったり、でも、園芸療法のクライマックスは収穫の時です。

元気な入居者さんたちみんなで芋掘りをし、たくさんの笑顔が生まれます。久しぶりに手を泥だらけにして楽しそうです。手を動かす、物を作る、物を生み出す、というのは一番簡単に得られやすい、やりがいであり、喜びですね。