元日の 富士の裾野に 佇つ子らの 笑顔を見れば かくもけだかく
父は娘(こ)を 娘は父親を 癒すなり 幼な児のごと ライバルのごと
老父母を 招きて吾娘(あこ)の 宴もつ 指宿(いぶすき)の宵 心澄みゆく
【愛する娘、孫たちへ】
※本記事は、2012年6月刊行の書籍『日々、燦々と』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。
日々、燦々と【第7回】
50年近く弁護士として活動した著者の急がず、惑わず、実直に生きた78年間の人生が詰まった短編集。
先行きの見えない不況や震災などで何かと暗い話題が多く、希望や生きる活力が見いだしにくい世の中にあって、生きることの素晴らしさ、日々の美しさをもう一度気付かせてくれる短歌集を連載でお届けします。
元日の 富士の裾野に 佇つ子らの 笑顔を見れば かくもけだかく
父は娘(こ)を 娘は父親を 癒すなり 幼な児のごと ライバルのごと
老父母を 招きて吾娘(あこ)の 宴もつ 指宿(いぶすき)の宵 心澄みゆく
【愛する娘、孫たちへ】