天体の大きさは多様な生成起源を持ち微小なものから準惑星を含む小惑星迄多岐にわたっています。1ミリメートル以下を含む太陽系空間に存在する宇宙塵は常時地球に降り注いでいます。次には、1センチメートル程度で大気中で瞬時に燃え尽き流星となるものや、それよりも大きくて燃え尽きずに火球となり隕石として地上に落下するものもあります。

これより大きなものには小惑星と彗星があります。その区別は単純ではありませんが、概して言えば、小惑星は光の点に見えるもので、彗星は、ほうき星と言われるように、ガスを放出し尾を引いているものです。小惑星や彗星が地球に衝突して来ることになりますと、その大きさによっては人類の絶滅迄を含む究極的災害になります。

記憶に新しい2013年にロシアのウラル地方を襲った隕石は直径が17メートルで重さが1万トンあり、秒速18キロメートルで地球の大気圏に突入しています。この程度のものでも大都市を直撃すれば何十万、何百万人もの死傷者が出たに違いありません。

6千5百万年前、小惑星が地球に衝突したことが恐竜の絶滅した原因の有力候補であるとされていますが、その小惑星の直径は10キロメートルでした。

衝突して来る天体の大きさはその10分の1の1キロメートルであっても、人類は絶滅するかそれに近い災害になると考えられています。直径が100メートルを越えるものは大災害を起こすことになります。