CHAPTER2 内視鏡検査があなたの胃腸を救う

いざ、大腸内視鏡検査へ

大腸内視鏡検査を受ける場合は、検査の1~2週間前には受診が必要になります。ここで本当に検査が必要かどうかを診察します。

この検査は大腸ポリープができやすくなる40歳くらいから推奨しています。受診をする方は、健康診断の便潜血検査で異常があった方が多いです。

そのほか便秘気味でおなかが張るなど症状があり大腸がんなどを心配している方やご家族にがんの病変があって心配だから大腸内視鏡ドックを受けたいという方が多くいらっしゃいます。

40歳から推奨しているものの、症状があって20~30歳台で大腸カメラを受ける方もたくさんいらっしゃいます。また最近の特徴として、大腸ドックを企業健診に含めている会社も多くなってきています。大腸がんも内視鏡による早期発見で早期治療ができるため、会社として大切な社員を守り、また社員の福利厚生として、積極的に大腸内視鏡健診を推奨している企業は素敵な会社だと思います。

検査の数日前

便秘の方は必要に応じて事前に下剤を飲み始めるなど医学的な判断が必要です。また葉物野菜や海藻、キノコ類、ナッツ類など繊維質が多く消化しづらいものは腸の中に残りやすいです。便秘気味の方は3日前くらいから避けましょう。

検査の前日

食事:できるだけ大腸をきれいな状態にすることで検査の精度が上がるので、前日の食事は何を食べるのかが実は結構重要です。私のところでは専用の検査食を用意しています。例えばこんな献立です。前日の朝食は卵のおかゆ、お昼は白がゆに煮物、夜は白がゆとハンバーグです。

検査食が出ない施設で受ける場合は、雑穀やごぼうといったものなど腸の中に残りやすいものは避けたほうがいいでしょう。

前日は20時までに食事を終えるようにしましょう。

検査当日

食事:食事は摂れませんが、水分は問題ありません。常用薬がある方は、事前に医師に相談しておきましょう。

服装:検査着があるので服装は自由です。女性のなかには、足が冷えるという方もいるので、ソックスを履いていてもかまいません。ただし検査や処置によっては汚れることもあるので、予備のソックスを1足お持ちいただくとよいでしょう。

午前中に下剤を内服し、腸がきれいになって検査ができるようになるまでに約3時間程度かかるので、昼頃から検査になります。検査や治療、検査後の安静も考えると、トータルで5~6時間かかります。