冬嶺孤松秀(とうれいこしょうひいず)

 

真冬の厳しい寒さの中で山上で一本の松だけが変わらぬ(みどり)を保って超然と(そび)えている様です。

様々な迷いや苦しみの世の中にあって、それに染まることなく生きる姿を重ねた陶淵明の漢詩の一節です。 自分の在り様をしっかり見つめた生き方の指針にしたい禅語です。

善巧方便(ぜんぎょうほうべん) ―仏教語―

 

「嘘も方便」と云う言葉があります。

これは『法華経』の教えで「真実の教えに導く為に仮に設けた巧な手立て」を云います。

人の素質や性格に応じた方法で人を導く仏陀の教えです。 方便は「ウパーヤ」。つまり、近づく、到達するという意味で用いられる言葉であり、人を正しく教え導く優れた智慧です。

人生のあらゆる場面で臨機応変に対応出来る柔軟な心を持ちたいものです。