第1章 人生の座標軸としての自分軸

コウキ:このような自分軸を持ち大成功している人として例えば、米国メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスの大谷(しょう)(へい)選手などがいますね。

サキ:ところで、ここ(本書)で夢を叶え幸せな人生を送るために「全体を通しての中心テーマ」はありますか。

コウキ:ここ(本書)での中心テーマとして「自分軸」「マインドセット」 注1「習慣」注2を3本柱(トライアングル構造)としています。すなわち、夢を叶え幸せな人生を送るためには常に正しい自分軸・ポジティブ・マインドセット(PMS)注3・多くの良い習慣を持つことが大切です。

その理由はこれらの3本柱を持つことは自分の価値観に基づきポジティブ思考(PMS)で良い生き方が習慣としてできるので、人生を明るく前向きなものとし、夢を叶え幸せになれるからです。このような自分軸を貫いて人生を送ることの長所・短所は図表2のとおりです。

図表1:自分軸で生きる長所・短所

注1:「マインドセット」とは思考習慣・思考や考え方の癖、思考パターン、価値観、意志、信念などのことです。これは経験や教育などから形成される主観的で個人的な思考です。「思考力」は非物質的で見えないイメージ力(想像力)であると共に、あらゆるものを創りだす力(創造力)を持っています。

注2:習慣はやる気を必要とせずに、自動的に物事を行うことを可能とする潜在意識の機能です。それゆえ、身口意(行動・言葉・心)のすべての側面で多くの良い習慣を付けることが夢を叶え幸せな人生を送るために大切です。

図表2:動機付けと習慣

注3:成功・幸福マインドセットであるポジティブ・マインドセット(PMS)とは明るく前向きで喜びやワクワク感を感じ挑戦的な本然の心のことです。