特定の姿勢を続ける事が原因であるもの

座位での作業や、携帯電話・パソコンなど電子機器の操作作業が続くと、脊柱のS字カーブが保てなくなり、捻れが生じやすくなります。冷えが加わると、筋肉や靱帯や結合組織が硬化して、骨格系の変位の回復ができにくくなります。頸椎症や筋・筋膜性腰痛は、この典型的なものです。

この状態を改善するには、五味式骨盤調整の腰回しと、長野式側弯処置(健側の復溜、患側の懸鐘と列缺と大杼に置鍼し、健側外関から雀啄(じゃくたく)が効果的です。

眼精疲労も、捻れの原因になります

「目・肩・腰にアリナミン」のコマーシャルは、言い得て妙だと思います。眼筋や僧帽筋や梨状筋など、骨格筋は肝経が関与しており、この肝経は筋肉状態をも反映しています。眼筋疲労の影響を受けた筋電位の差違により、捻れが生じやすくなります。

この状態を改善するには、長野式結合組織寛解法や側弯処置が効果的です。