大阪港に着くと、乗船記念イベントがある予定でした。

次の日、日本丸がやってきた。

みんなマストの上に立ち、「ごきげんよう!!」と言って帽子を振っている。超カッコイイと思った。

日本丸、海王丸に乗れるのは、商船高専の生徒と商船大学の航海科の学生たちだけだったので、僕ら海員学校の生徒たちはこれに乗って航海はできませんでしたが、船内は見学できました。

小さなディーゼルエンジン2基と、自動販売機が一台、後は帆を張り、風の力だけで航海するそうです。帆の数は、何枚あるのか分かりませんが、商専の人たちと商船大学の人たちは、帆を操って航海するらしいです。今、調べたら36枚、帆があるらしいです。

僕は中学校を卒業するまで埼玉県で育ったため海は最高に魅力的な自然の1つでした。その中で働けるという職業に憧れて、海員学校に入学しました。

ちょっと飛ばし過ぎましたね。今日はこれくらいにしておきましょう!!

バイバイ。

懲りない僕

こんにちは、しめさんです。

海員学校3年生の時、2年生と険悪な雰囲気になった事があった。2年生のR君が挑発してきたのです。卒業間近の3年生は我慢するしかありませんでした。

そして、ついにその夜を迎える事となってしまったのです。2年生と3年生が、廊下の端と端に分かれて沈黙していた。「R、こっち来いよ!!」と、僕は言った。R君は胸を張って、チンピラのような歩き方で僕の所まで来た。

僕は「テメェ生意気なんだよ!!」と言って、R君を睨みつけた。R君も僕を睨みつけた。僕はカッときて、思わず足と足の隙間を狙って蹴飛ばした。R君の背後にある壁に穴が開いてしまった。

R君は震えていた。3年生を怒らせるとこうなるぞ!! と思った。

1年生は班室の入口から顔を出し、こっちを見ていた。僕が「たらたら見てんじゃねえぞ!!」と言うと、班室の奥に顔を引っ込めた。幸いにも、このまま何もなく事態は収束した。

それからしばらくして、卒業式を迎えた。恐れていた事は起きず、無事、卒業式は終了しました。校庭に出ると、R君ともう1人、僕の元へやってきて、「ヤスアキさん、すみませんでした」と言って、頭を下げた。「俺も悪かったよ!!」と言って、2人と握手した。

思わず、涙が溢れそうになった。最後にみんなで輪になって、帽子を空に向かって投げた。卒業おめでとう!! 言いながら。学生の時は自分を守るのが精一杯でしたが今では、人の事ばかり心配してしまって、時にはお節介と思われる時もあります。(笑)

今までつき合ってくださり、ありがとうございます。うつ病の話はまったくしてませんでしたね。本当にすみません。もう少しで出てきますので、もう少しおつき合いください。

今日はこれくらいにしておきましょうか。

お休みなさい。