【前回の記事を読む】近隣住民から苦情なし!? 子どもが自由に遊べる保育園のヒミツ

「大東わかば保育園」の日々の保育実践から

合同あそび(研究保育)について

一年を通じて深める、テーマあそび

大東わかば保育園の「わかばの保育」を象徴する取り組みが、「合同あそび」です。

これは、うんどう会では複数クラスの子どもたちが園庭でくり広げる野外劇として、また生活発表会では4、5歳児クラスの創作劇として、年齢を越えて子どものアイデアを取り入れながら、日常のあそびの延長で年間を通してくり広げられるユニークな取り組みです。

クラス担任の先生だけでなく、クラスを越えた先生が指導に関わり、毎年、子どもたちがいきいきと動き、話す様子は、ご覧になられた多くの方に感動を与えています。

30年ほど前、ほかの園の真似でもなく、外部の人の指導を受けてでもなく、保育士たちの「わかばの子どもたちのあそびを深め、より確かな成長と発達をもたらそう。そして見る人にとっても楽しいものにしよう」という思いから「合同あそび」は始まりました。

毎年、年度初めの4月から本格的にスタートしますが、3月中旬頃から、来年度の合同あそびの内容をどのようにしようかという話し合いが始まります。