7割近くが道も教えられない、情けない教育!

アンケートをお願いしたのは30人程ですが、回答を寄せてくださった方19人中、「英語圏で生活できる程度」の会話力を自認する人が2人いました。一人は大学生で、もう一方は大学卒業後、週1回、会話学校で5年間勉強した社会人でした。「道を聞かれたら教えられると思う」という人が4人、そして68.4%に相当する他の13人は、「全然自信がない」でした。全員が大学生あるいは大学まで英語を学んだ人です。

 

英語を学ぶ目的について尋ねたところ、次のような回答がありました。

・学校の必修科目だから。(法的には必修科目ではない)(学校の必修科目だからとしながらも)

・外国の人と話したいから。

・英語が話せるとかっこいいから。

・外国映画を字幕なしで見たいから。

・将来役に立つと思うから。

・海外旅行に行きたいから。

また、学校の授業の感想も併せて聞いたところ、何らかの目的意識を持って前向きに学んでいた人は、「授業は楽しかった」、あるいは「楽しかったけれど覚えられなかった」、という項目を選んで回答しています。一方で、「必修科目だから」とだけ答えた人は、「授業が苦痛だった」という回答を選んだ人が多く、先の質問で英語圏での生活や道案内ができると答えた人の中にはいませんでした。

各人の努力、能力の違いもあるかも知れませんが、10年近く学習して、7割の人が道も教えられないという学校の英語教育は、情けない結果だと思います。