釧路フィッシャーマンズワーフMOOにはお土産物屋と個性的な店が並ぶ「釧路・港の屋台」があります。「釧路・港の屋台」は、港町・釧路ならではの新鮮な魚介類、釧路名物のザンギ、焼き鳥、釧路ラーメン、各種定食など、各店自慢の多彩なメニューを取り揃えています。

「釧路・港の屋台」といえば出前システムが人気です。「釧路・港の屋台」のなかであれば、テーブル席にも、各店のカウンターにも、すべての店舗がお客さんの席に出前します。そのうえ価格も博多の屋台のように高くなく、リーズナブルで楽しめます。私のお気に入りメニューはイカ刺の定食で、都会では味わえない新鮮なイカがおいしくいただけます。

釧路から車で約1時間の厚岸町(あっけしちょう)は、外海のプランクトン豊富な海水と、山や湿原の養分をたっぷり含んで厚岸湖に注ぐ別寒辺牛川の淡水とが、混じり合うというカキの成長にはとっても恵まれた海域にあります。淡水が混ざっているのが一因なのか、この地のカキは磯臭くないのが私にとってはいっそうおいしく感じます。

また国内で唯一、1年中出荷できるカキの産地です。厚岸のカキの身はふっくらと育ち、甘味が濃厚なのが特徴で、「マルえもん」と「カキえもん」が代表的な種類です。三陸から幼生を取り寄せ、厚岸で育てた「マルえもん」と生まれも育ちも純厚岸の「カキえもん」があります。好みがあるでしょうが私は価格も少しだけ高いですが「カキえもん」が好きです。

厚岸町の道の駅「厚岸グルメパーク」は貝をイメージした建物で岬と花の霧街道にあります。

また厚岸を存分に満喫できる「レストランエスカル」がその建物のなかにあって、特産のカキを中心とした多彩なメニューが自慢です。

この店のカキフライは絶品で、時間によっては売り切れています。その近くの厚岸の漁業組合でも新鮮ないろいろな地元の水産物を販売しています。もちろん地方発送も可能です。カキもいけすに入れて即売しており、それを買ってすぐに、テーブルにおいてある電子レンジでチンして食べることができます。カキ殻に入ったカキは調理するのがめんどうですが、そのままレンジでチンはシンプルな料理法で、素材の味を最高に引き出しています。

その厚岸のカキが食べられる店を日本橋のとあるビルの地下で見つけました。それもたまたまこの辺りをぶらぶらしていたときで、地下鉄銀座線・東西線「日本橋駅」から徒歩約5分の場所にある「カキ酒場 北海道厚岸 日本橋本店」です。北海道厚岸町から毎日カキを直送しており、1年中生ガキが食べられます。そのため、もう厚岸にわざわざカキを食べに行く必要がないと思います。これも物流の効率化のおかげと思います。

※本記事は、2021年2月刊行の書籍『未来なに彩』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。