「マズローの法則」(欲求5段階説)において考えてみると、現在の日本人は第5段階の自己実現の欲求よりも第4段階の承認の欲求がまだ強いように思えます。これらの欲求を達成させようとする時点で私は自立していない依存傾向のユーザーがほとんどであると考えます。ですから、中途半端な正義感を持つのではなく、ユーザーが持つ心理を学ぶことは、マーケティングにおいても、人材育成でも重要で企業文化を構築するうえでも利用できる重要なコンテンツが書かれています。

私は質の高い企業文化を構築することが最強のマーケティングだと考えます。そのためには、まず、アドラー心理学を学んで、さらに、『7つの習慣』を理解して実践することは重要になると考えます。

目的を達成するためには、それなりのリソースがなければできません。当たり前のことですが、意外に見落とされる点です。日本で見る世界地図は日本が中心にありますが、他国の地図では、その国が中心にあり日本は端に表示されます。これと同じように世界地図の真んなかにユーザーをおいて自分を端っこにして考えることや社員を中心に考えることが大切です。

これが自然にできると惹き寄せるチカラは倍増します。マズローの欲求5段階説にはさらに上があるようです。6番目の段階「自己超越欲求」は、家族や知人が幸せになってほしいという欲求で、マズローが亡くなる前の論文に書いたそうです。

人生の最終地点の欲求は、日々、配偶者や子ども、親に敬意を持った日常においてでないとなしえません。ですから、そのあたりを意識しないで、納得の行く人生は送れないと私は考えます。このような考え方を基本に経営やマーケティングを実行することにより、「いい会社」への成長ができると私は考えたのです。

※本記事は、2021年3月刊行の書籍『惹き寄せるチカラ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。