京都府

酷暑無双 二〇一六年八月

【第二日目】清水寺から智積(ちしゃく)院

朝から、焼き殺そうと気迫に満ちた太陽が照り付ける産寧(さんねい)坂。太陽は、日本人と外国人を分け隔てなく、平等に焼いている。日本人より外国人の参拝客が多い。予想以上に多い。

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なぜこの時期に京都に来たのだ? 海外の旅行ガイド本は、夏の京都の灼熱地獄について何も言及していないのかと訝(いぶか)しく思う。

土産物店では、外国の中学生くらいの男の子が、木刀に興味を持って眺めているのを何人か見かけた。中学生の男の子が、土産物の木刀に興味を持つのは、世界共通なのだろうか。

清水寺には何度も来ているが、なぜ今回も清水寺かというと、二十年前にこちらで頂いた御守を未だに持っており、賞味期限もとっくに切れているので、この機会に返納をと思い訪れたのだ。真っ先に、返納箱に御守を入れる。長い間お世話になりました。