薬剤師・国際中医学専門員の佐田義尚氏が、「かゆみの原因」そして対処法についてわかりやすく解説していきます。
かゆみの原因
1．タバコ
タバコには既知のものだけでも何千もの有害物質が含まれており、さらに活性酸素の問題、たくさんの病気の発生要因になること、依存の問題などなど害になることは間違いありません。また、副流煙やその臭いなど、周りの人にも悪影響を及ぼします。
確かに喫煙により一時的にかゆみを忘れたり、かゆくてもタバコを吸っていることで引っ掻き行動を起こさないということはあります。しかし喫煙に関してはマイナス要素があまりに多すぎます。
実際、店頭で相談を受けていて強く感じるのですが、喫煙者の慢性的なかゆみは治りにくいように思います。たとえ一時治まってきたとしても、また再発することが多いのです。私自身喫煙者でした。
ただ、中医学による対応を始める時に、これはやめたほうがいいというものをある日を境に一度にやめました。その中に喫煙があったのですが、他にもお酒やコッテリした食べ物、甘いお菓子やスナック菓子などたくさん制限したものがあったので、禁煙には抵抗はありませんでした。
現在もタバコは吸いませんし、吸いたいという思いもなくなりました。本当にかゆみを良くしようと思うならタバコはやめるべきです。「かゆみに悩まされない生活」という大きな目標があればやめることは出来るのではないでしょうか。
