「ロシアから騒音の苦情が来るぞ」と注意したくなる。

ただでさえ鮨詰め状態の客の喧騒でうるさいのに、鼓膜も破れよとばかりに店員たちが大音量で掛け声を出している。店員に、「ロシアから騒音の苦情が来るぞ」と注意したくなる。苦情ならまだしもミサイルが来たらどうするのだ。

さて、味噌ラーメンであるが、スープは塩味に角があり、舌を刺す感じで、味噌のまろやかさが期待したほど感じられない。九州と北海道の味噌の違いなのか。しかし、それもラーメン作りに命を懸ける職人の大量の汗がスープに混入して塩辛くなったと考えれば……。

やはりそれでも期待が大きかっただけに残念。空港を出て、日本最後のフロンティア北海道の大地に第一歩を記す。気温二十二度。半ズボンにするか、長ズボンにするか、悩んだが長ズボンにして正解であった。空港の中より外の方が涼しい。