遅咲きの咲きて知る人消えし花

 

誰も来ぬ夜にまといたる桜かな

 

切りたての髪にひとひら桜かな

※本記事は、2007年5月刊行の書籍『句集 抱く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。