一、壁

国家間

現在ロシア―ウクライナ間の戦争には、原因となる壁があると思う。自由主義と共産主義の間の壁、欧米とロシア間の歴史は複雑である。

第二次世界大戦終了後、ドイツの西側は、英・仏・米に分割管理、東側はロシア連邦に分割管理された。西ドイツと東ドイツに分かれ、西ドイツは自由主義寄りだった。

一九八九年に東西の壁は無くなったが、一九九一年のソ連邦解体後のロシアには、歴史的経過を含め領土拡張への政府機関による要望が続いていたのであろう。この考えでウクライナに侵攻しているのであろう。自由主義国家は、ウクライナに多大な援助をしているが、一進一退、予断を許さない。

ウクライナはロシア領土への攻撃を今のところ避けているようである。戦争の結果として多くの戦災孤児が生まれ、ロシアはその一部を、ロシアに移動させ、洗脳教育をし、養子にすることなどを進めているという報道があり、ジェノサイド条約には該当する項目はあるが、ウクライナは国連へ提訴していない。

日本の経験はまだ記憶の中にある。太平洋戦争では、南方の諸国内で戦った。その国はどれも欧米諸国の植民地であった。日本は多くの住民に被害を与えた。戦後はそれぞれ、その植民地は独立したが、日本が与えた被害への戦後処理は厳しいものだったと想像する。

台湾、韓国は日本の植民地であり、同化への施策が様々行われた。戦後処理で、台湾は中国へ戻し、韓国は独立したが、中国も韓国も、日本との間の壁は大きい。

台湾について言えば、中国が共産党と国民党の争いで、国民党は蒋介石をトップとしていたが、これが台湾に移った。台湾には原住民がおり、この間の壁も無視できない。

台湾と日本の間の壁は比較的低く、日本に好意を抱いている人が多い。その原因は様々あると思う。一方で、韓国との壁は厳しい。何かにつけて日本を非難し補償を請求する。日本の、韓国への植民地政策が賢明でなかったつけである。