Chapter 01 キャリアを「天職」にする

~経験を重ねることが人生戦略の第一歩~

④「会社と共生」―「天職」を見つける

◎サラリーマンは「成仏」できてないのでは?

「自分は終わった」、地位がなくなり、部下がいなくなる、定年後の落差が大きい、妻のストレス、1位「夫の存在」という。「成仏」する、わたしは、図表3のように理解している。

図表3 「成仏」の内容

◎問題解決の経験が「天職」に結びつく

解決策は情熱をもって一生続けたいと思うしごと、「天職」を見つけ出すことだ →人生がキラキラと輝くようになる。右肩上がりの人生が経験できるのだ →「天職」とは、その人の天性に最もあった職業である。こころから充実感があり、人から認められなくても、報酬が少なかったとしても生涯続けて行きたいというものだ。

 

しごとは人生の中で、多くの時間を費やす、その中で、自分なりの楽しみを見つける。繰り返しになるが、問題が発生したら、逃げないで、解決することに情熱を傾ける。この積み重ねが自分の能力になる →問題発生がないところに自分の成長はないと思うことだ。すると、どんな大きなストレスも解消できる。

 

この意識が、わたしの「天職」に結びついた。大変だが、人生後半に大きな花が咲いた。幸せな人とは、ストレスがない人ではない、大きなストレスがあってもそれをものともせず、人生を歩むことができる人だ。いろいろな「経験」を積み重ねた人だ。

 

バートランド・ラッセルは『幸福論』の中で、しごとについて、「創造的なしごとから得られる満足は、人生が与える最大の満足である」。しごとを面白くするためには、「知恵や技術を高めて、しごとを創造的なものに組み立てることだ」  「偉大な創造的なしごとから得られる満足は、人生が与える最大の満足である」と。ここで事例をご紹介しよう。