また、生活にメリハリをつけるには、仕事や勉強に集中するときは交感神経優位の状況をつくり、気を抜いたり、サボったりしている副交感神経優位の状況を減らすのが肝要です。規則正しい生活を心がけ、交感神経優位の後には食事やリラックスする時間を設けて副交感神経優位の状況をつくることも必要です。

活動的、怒りっぽい、躁状態に近い人は交感神経が興奮した状態であり、いつもニコニコ、ポッチャリ、のんびりした性格、ストレスに弱く、うつ状態に近い人は副交感神経が興奮した状態です。

自分がどちらの状態にあるかを把握して、前者なら意識的に副交感神経が優位になる状況をつくり、後者の場合はエクササイズなどを心がけ、交感神経と副交感神経のバランスをとることが求められます。

 

縁が人生を発展させる

与えられた運命の中で精一杯努力をして、因果応報の法則に従う

邂逅(かいこう)という言葉があります。きっかけは偶然であっても、それを縁だと思えるような出会い、また、出会いが偶然ではあっても、その出会いに意味を見出し、会うべくして会ったと感じられるような出会いを邂逅といいます(岸見一郎著「幸福の哲学 アドラー ×古代ギリシアの智恵」[講談社現代新書、2017年]より引用)。

人生とは、節目で今の自分に辿り着くために不可欠な人との出会いがあり、様々な経験を通して、階段を一段ずつ上っていく過程に例えられます。

若い時には見えなかった、分からなかったことが50歳を過ぎるとよく見えたり、よく分かったりすることがあります。振り返ってみれば、私はとても運が良かった。節目で今の自分に辿り着くために不可欠な人との出会いがあり、様々な経験を通して、人生の階段を上ってきました。そのすべての人との出会いが必要不可欠であったのでしょう。

今後の人生についても、どのような出会いがあり、どのような道へと繋がるのかわくわくするような気持ちでいっぱいです。

その一方で、私のような恵まれた環境を得られず、好きな研究を離れていった研究者がいたのも事実です。幸せになるために大切なことを伝えようと思いますが、私自身に照らし合わせると、あるものは知らず知らずのうちに実践していた一方で、真逆なことをやって悪い結果を招いてしまったこともあります。

そういう意味では、自己反省も含めて、書き綴っていきたいと思います。

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