【前回の記事を読む】「この国の多くの政治家がある宗教団体に取り込まれていたとは…」

現代社会の病

もう、政界にも宗教団体にも二世・三世は要らない。国には国民にわかりやすく真実を語り、敏速に行動で示してもらいたい。政治家になるには明晰な頭脳と人間性(心の優しさ)を問われる大規模な受験制度を導入すべきだ。政治家六十五の定年制。もう、全員総取り替えの時ではないのか。

マスメディアは、ある一部分しか大きく報道を流さない。世の中は、嘘いつわりが多い。何も考えない生人たちはそれに洗脳されてゆく。自分のことさえよくわからない生人たちが、世の中を完全に知ることなどできない。自己の考えを持てない生人が増加してゆく。

お得な情報は終わってから、ニュースになり、海外のニュースは日本の真髄を日本よりも早く伝えている。知らないのは、日本人ばかりだ。国民には真実を知らせない、真実がわからないように仕組まれている低俗な国民ということなのか。自国だからこそ、今一体何をしているのかが知りたいというのに。

お金が返金される制度や情報も全国民には行き渡らないことが多い。知っている生人だけが多少の返金をされる。知らない生人は置き去りである。区役所への申請や税務署への申請など、知らない生人たちもたくさんいる。たとえ制度を知っていても、やり方がわからなかったり、体が動かず申請も難しい生人がたくさんいるのだ。訳のわからない泣き寝入りのようなものだ。

お年寄りや、知らない生人にも、わかりやすく、手伝っていただける組織が必要なのである。金がないから、医者にも診てもらえず自宅介護の果てに、家族が死人になってもどうしていいのかわからない生人たちもいる。常識と思われているところを、常識と知らない生人もいるのだ。どういうことなんだ、これは。

だから死体遺棄などが起こる。そして犯罪者になる。哀れではないか。医療費控除など、わからないからできない生人もたくさんいるのだ。介護保険もしかり。お年寄り同士で暮らし、またひとりで困りながら暮らしている生人もいる。助けを呼べないのだ。民生委員が何をどのくらい把握しているのだろう。気がつかねば、やはり置き去りなのである。

犯罪は良いわけがない。犯罪を犯す多くの生人たちは、その生人がまとってきた社会や環境や教育のせいかもしれない。生人は、自然に導かれてしまう大地震や津波、台風、大雨、洪水、地滑り、噴火。人道的に起こされる戦争やテロ、原発、核、温暖化、感染症。その時代その時代の犠牲者である。