04 飛び級の許容

日本人の特性に“横並び主義”がある。他人との違いを好まないのであろう。一部の幼稚園や小学校の運動会で、園児や児童が手を繋いで一緒にゴールしている所があると聞く。順番を付けたくないとの変な親心からきているのだろうが、この話を聞いた時は大変憂鬱に感じた。

社会人になれば、仕事ができる人が一番注目(チヤホヤ)されるが、幼少期は運動ができる子供が一番注目(チヤホヤ)されるので、この様な親心は理解できない事はないが、決して良い事とは思えない。

これと似た様な意味合いで、“出る杭は打たれる”がある。優れている他人を妬み、時には足を引っ張る行為なのだが、「あまり出しゃばるな」程度であれば問題ないが、必ず妬み、非難し、足を引っ張る人が出てくる。これは恥ずべき事である。“出る杭”は伸ばしてあげ、「浮きこぼれ」を解決する仕組みも必要である。

とは云っても、全ての事柄にはメリットとデメリットがある。“横並び主義”によるメリットの一つには連帯感がある。集団で農業を行ってきた日本人にとって、必要な特性と云えるだろう。また類似しているが、社会的な面で他者との差をあまり付けない事にある。

例えば、社会人の給与の差は他国と比べて格段に小さい。これは世界に誇れる考え方だと思う。歴史上奴隷制度が無かった(殆ど無かった)国は日本くらいで、他国では歴史上奴隷は当たり前に居た。殆どの国は階級社会で、人は特権階級になる事を望み、誰よりも多くの収入を少ない労力で得る事を望んでいる。

日本人にはこの様な感覚は殆どなく、一部の超裕福層も、海外から見れば可愛いレベルである。“実は日本は社会主義国家”とも揶揄される理由がここにある。

飛び級の話に戻そう。では具体的には下記の様な飛び級を可能とする制度はどうだろうか。身体能力及び、精神・心の発育状況に合わせて、無理のない範囲での飛び級を認められないかと願っている。

◦小学校低学年(1~3年生):飛び級無し 

◦小学校高学年(4~6年):1学年の飛び級可能 

◦中学校:1学年の飛び級可能 

◦高校 :1学年の飛び級可能 

◦大学 :2学年の飛び級可能

この方法だと、最短で中学卒業の年齢で大学に入学でき、高校3年生になる前に大学を卒業できる事になる。

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