ゲルマニウム

以前ゲルマニウム合金の美顔用ローラーを買った事がある。買いはしたが、こんな面倒なことは出来ないと、ローラーとして使うことはなかった。では、このゲルマニウム合金ローラーを買ったことは失敗だったかというと、そんなことはなくて、実は大成功だったのだ。

私は、ゲルマニウム合金の部分だけ取り外し、ガーゼのハンカチに包み、肩の凝り、首、膝の痛みのある所に縛り付けて治療に使っている。これが物凄く良く効く。肩が痛い時は肩に当てて寝ると、翌朝には痛みが無くなっている。膝が痛いとなれば膝に当てて寝るという具合で、大変重宝している。しかし、この合金は形状的に使い難いところがある。

そこで、今度は合金ではなく、純度99・99%ゲルマニウム粒7・2㎜を10粒購入した。普通はシールを使って皮膚に直接貼り付けて使う物だが、私は、細長い布の中心に10粒全部を2列にして貼り付けて、その布を首や肩に巻き付けて使うことにした。

これで絆創膏かぶれにならずに、同じ場所であっても長期間使える。また、髪の毛が邪魔して貼り付けられない頭の部分にも布を頭に巻き付ける形で使えるという具合だ。

効果の点では、純粋ゲルマニウム10粒が一箇所に集まっているのだ、とても良く効くはず。首に巻き付けると顔の頬の筋肉を刺激する。

ある日、楽しいお友達、Aさんが拙宅に来られた。談笑すること2時間、買ったばかりのゲルマニウム粒を思い出して、Aさんの首に巻き付ける。

「Aさん、何か感じる?」

「何にも感じない」

私は、首に巻くと頬の筋肉、肩、手首にゲルマニウムが生み出す気の流れをすぐに感じるから、Aさんの答えはちょっと拍子抜けだった。

「Aさん、どこか痛い所は無い?」

「そうね、今左肩が痛いわ。上がり難いの」

そこで、Aさんの肩にゲルマニウム粒が当るように布を縛り付けた。

更に談笑すること2時間余り。Aさんが帰られるということでゲルマニウムを取り外した。Aさんはゲルマニウムを当てていた方の腕を上げ下げして、

「痛くないわ!」

気の流れは感じられなかったけれど効き目は十分有ったようだ。

編み物

私は編み物が好きだ。ウチの旦那のセーターやカーディガンはほとんど私の手編みである。冬には毛糸で、夏にはサマーヤーンやレース糸で作品は紡がれていく。

洋裁の方が役立つと思うのだけれど、いざ縫おうと思うと、型紙を広げたり、ミシンを出したりと、とにかく一部屋分くらいのスペースが必要になる。その点編み物の場合は、畳半畳もあれば十分だ。そして、ちょっと10分、ちょっと30分と細切れの時間でも作業することが出来る。

暇な時間を有効利用出来て、とにかく便利な趣味なのだ。

編み物には、それとは別に、私にとって重要な意味がある。それは、編むことは、瞑想することだからである。

編み物に集中しながら、心に湧き上がってくる想念を読み解く、自分を知り、問題の対処方法を見極める。こういう瞑想行為には、ほとんど思考を必要とはしない。その代わり、瞬間瞬間の機敏な気付きが必要となる。

『気付き』とは、思考を介在させることなく、瞬時にして対象を正確に把握する心の機能のことである。

また、特に思いを込めて編み、愛のエネルギーが増幅される時、法悦が訪れることもある。

私は編み物だが、人によっては、もやしの根切りが好きだと言う人もいる。これも瞑想になって心が落ち着くのだそうだ。その他、彫刻が好きだという人、刺繍が好きだという人、様々だが。単純な作業なら何でも瞑想になる。好きな作業をしながら心の整理が出来るので、瞑想という意識がなくても心安らかな生活を送るための一助になると思う。

種類にもよると思うが、魚釣りの趣味というのは、どうなのだろうか。詳しい方ご一報下さい。