はらはらと桜の衣村歌舞伎
五月三日は大鹿村の村人達が待ちに待った年に一度の村歌舞伎の日。当日は、狭い寺の境内に、朝早くから、弁当、座布団持参の村人達が続々と集ってきます。
稽古を重ねた村の有志の晴れ舞台。ヤンヤ・ヤンヤの喝采、おひねりも飛び交い、それはそれは楽しい一時でした。
桜の花びらもはらはらと散り、ゆったり時が過ぎる山深い村の娯楽を心ゆくまで楽しみました。
長野県大鹿村 1999.5.3
秀吉の愛めでた桜今ここに
桜の見頃を逸してはいけないと、二週間連続で”醍醐寺”を訪れました。桜は一度目は七分咲き、二度目は触れなば落ちん状態の満開でした。
太閤秀吉が催した「醍醐の花見」。桜をバックに侍女の持つ日傘の下で悦に入る秀吉の姿が目に見えるようです。
二度も素晴らしい桜が見られ、余は満足じゃ、満足じゃ。
京都府京都市伏見区 ”醍醐寺” 2007.3.29 2007.4.5
江戸の絵師かわいい花と柔らいで
葛飾北斎の天井画で有名な”岩松院”。その近くにあるのが”フローラルガーデンおぶせ”です。カナダのブッチャートガーデンをモチーフにした三千五百株の花が咲き誇る回遊式花壇は庭園全体を北斎の鳳凰図に見たてたものです。
田んぼアートならぬガーデンアートとでも言いましょうか。
花で象られた北斎の鳳凰画は、今にもガーデンから飛び出てきそうな迫力でした。
長野県小布施町 ”フローラルガーデンおぶせ” 2007.4.8