後に述べる論の中では、二〇二二年一月現在の岸田政権が発表している財政再建案に対して、私なりに詳しくその内容と実現性について検証しています。

これを参考にして、皆さんが今後の国政選挙などで、本当に現在の自民党にこのまま政権を任せていいのか? という一つの判断材料として、お役に立てていただければ幸いだと思っています。

そればかりか自民党だけでなく、その他の政党も各政党独自で財政再建計画を発表せざるを得なくなれば、財政だけでなく閉塞感が漂う今の日本経済が再び立ち直るきっかけになると、私は確信しています。

最後に、私のこの二十年以上の経営者としての人生において、今までいろいろな苦労がありました。倒産しかかった事も何度もあります。

しかし、いまだに元気に会社経営をやってこられているのは、どんなに会社が苦しい時でも、今何をやったら会社が助かるのか、会社を潰さないようにするためには今何をしなければならないのか、その具体的な内容がその時々で、自分自身の目にハッキリとそれが見えていたからだと思います。日本の皆さん、安心してください。

日本を立て直すのに消費税の増税や年金支給額の削減なんて必要ありません。私の目には、今日本政府が何をしたら、我々国民にできるだけ負担をかけずに、財政だけでなくこの弱り切った日本経済をも立て直す事ができるのか、それがはっきりと明確に見えています。そして私は信じています。

日本人がMMTなんて妄想を捨て、実際の経営力によってこの日本を再び立て直す事を。