しかし、商売をしている人の立場から考えれば、お客さんの数が24%増える事をも意味します。皆さんが働いている会社の業績も、同じように最低でも24%以上上がる事は間違いないでしょう。

そして、ここで皆さんに考えてもらいたいのは、もしあなたが会社の経営者だったら、次にあげるどちらの状況の方が従業員の給料を上げやすいのか? という事です。

⒈ 会社が儲かっている時

⒉ 会社の業績は下がり気味だが、人手が足らない時

もちろん、気分良く上げられるのは、1番の会社が儲かっている時に決まっています。

反対に、現在の日本の企業が置かれている2番の状況では、働く従業員の給料を上げる代わりに、人数を絞り、莫大な仕事の量を少数精鋭でこなしていくしか方法がありません。最近、ブラック企業が増えてきているのは、実はこのためなのです。

もちろん、「安い働き手が日本に大量に入ってくれば、我々の給料も同じように下がってしまうのではないのか?」と危惧される方も大勢いらっしゃるでしょう。しかし、移民を大量に受け入れている先進国の全てが、皆さんの予想に反して、実は平均賃金は年々上昇し続けているのです。

反対に、移民を全く受け入れていない現在の日本だけが、残念ながら毎年賃金が下がり続けています。結局、「給料」というものは働き手が多いか少ないかではなく、その国の景気の良し悪しで決まるものだったのです。

結論から先にいってしまえば、もはやこの弱り切った日本経済を立て直すためには、日本人の力だけでは不可能で、移民による大量の輸血が必要なのです。

[図表1]国別移民受入人数ランキング
[図表2]主要先進国の名目賃金の推移