【前回の記事を読む】詩集「村においでなさい」より三編

第一章 青蛙

時告げカラス

「コケコッコー」

時告げ鳥といえば鶏だが

都会ではもう聞けない?

鶏ほど立派ではないが

カラスがいるじゃありませんか

徹夜した朝

眠れなかった朝

聞いててごらんなさい

まだ太陽は東の果てで準備中

はるか遠くでさす光に薄明るくなった朝

一番先に聞こえてくるのは

カラスの仲間の呼びあい

あっちの空からカーカー

こっちの空からカーカー

カラスに起こされたかのように

太陽が陽をさしてくる