他人軸チェックリスト

次の10項目は「他人軸チェックリスト」です。当てはまるものが多いほど他人軸傾向が高い人だと分かります。よかったら遊び感覚でチェックしてみてくださいね。

・つい人の顔色をうかがってしまい、空気を読まずにはいられない

・自分が言ったりやったりしたことを思い出すことが多く、一人反省会が止まらない

・DMやLINEやメールの文章は、相手を気遣う言葉を多用するのでいつも長文だ

・人に迷惑をかけるくらいなら、自分一人で仕事や役割を抱える方を選ぶタイプだ

・お礼や感謝の言葉がもらえないと、顔には出さないけれどモヤモヤする

・人を嫌うのは良くないことだと思うし、自分も人から嫌われたくない

・本音が言えない。特に反対意見を言うのが苦手

・「ありがとう」よりも「ごめんなさい」「すみません」という回数の方が多い

・「私が我慢すれば丸く収まる」のなら、損な役回りでも引き受ける

・相手が不満そうだったり笑顔ではないと「私が何とかしなければ!」と思う

いかがでしたか? 「これは確かに他人軸っぽいよね」と納得する項目もあれば「え、これって誰でも普通にやってることじゃないの?」と感じたものもあったのではないでしょうか? それもそのはず。多くの人は、他人軸になっていく考え方や行動を「常識だ。当たり前のことだ」と思い込んで、習慣的にやっているのです。

なぜ多くの人が当たり前のことだと思っているのでしょうか。その理由の一つが、日本人独特の文化や体質の影響です。日本には昔から「空気を読む」「自分よりも人を優先する」「我慢は美徳」「一を聞いて十を知れ(察することは良いこと)」といった価値観や文化があり、親から子へと代々受け継がれ、社会の常識にもなっています。

その原点は「狭い島国でみんなができるだけ争わずに仲良く暮らす知恵」だったのでしょう。これらを大切にすることで、世界からも称賛される思いやり深い日本人の美徳が維持されているのも事実です。けれど、少量ならいい香りの香水もつけ過ぎればイヤミになるように、過剰な気遣いは相手を不快な気分にさせたり、自分自身を疲れさせるなど、お互いを不幸にしていきます。

また日本人は、世界的に見ても「目に見えないエネルギーに敏感な体質=エンパス」が多い人種で、三人に一人がエンパスだといわれています。エンパスの人は、普通の人なら気にならないことを敏感にキャッチして心や身体が反応します。だから他の人がスルーするような些細な刺激でも振り回されやすく、知らないうちに他人軸になってしまうことがあります。