わたしのSP

結李花
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2022年4月30日
判型 電子
価格1,100円+税
出版社勤務の木賊万里絵は、書店で見かけたある男性のことが忘れられなかった。万里絵はその男性の名前を知らない。
背の高さ、体つき、スーツやネクタイの色、髪型、肌の色、顔立ち。その男性の姿を形づくるさまざまな記憶が、頭の中に立ち上ってくる。
テレビでニュース画像を見ているとき、万里絵は驚きの声をあげる。ある国会議員の真横にいるのは、書店で出会ったその男性だった。彼はSP(セキュリティ・ポリス)だったのだ。ある日、万里絵は仕事で訪れたホテルで偶然、そのSPの釣木沢守と再会し、交流が始まる。
「わたしは釣木沢さんの信頼に耐えうるような女ではありません」
自らの過去に後ろめたさを覚える万里絵を、釣木沢が包み込んでいく。
目次
  1. 1. 二〇一九年十一月
  2. 2. 二〇〇九年
  3. 3. 二〇一九年十二月
  4. 4. 二〇一〇年一月
  5. 5. 二〇一九年十二月二十七日
  6. 6. 少女時代のこと
  7. 7. 二〇一九年十二月三十一日
  8. 8. 二〇二〇年一月一日
  9. 9. 二〇二〇年一月三日午前
  10. 10. 二〇一一年三月
  11. 11. 二〇二〇年一月三日午後
  12. 12. 二〇一一年十月
  13. 13. 二〇二〇年三月

掲載記事

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著者詳細

結李花
岩手県在住。湖のほとりで田舎暮らしをしながら小説を書いています。