短歌集 命の雫

田中 祐子
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2021年5月26日
ISBN 9784344933491 判型 4-6156ページ
価格1,300円+税
被爆者の 吾はかく生きかく病むと 語らむとして胸のふさがる 日々の喜怒哀楽のすべてを書き記した本になりました。 乳癌とか仙骨骨折で歩行も困難になりながら、短歌を詠み続けています。 それが出来る事を嬉しく思う毎日です。只今92歳と5カ月、いつまで続くかわかりませんが、この生活を変えることなく生きて行こうと思います。(「あとがき」より) 僧侶・歌人/福島泰樹氏による 解説「八月炎天帽子かぶりて」

掲載記事

著者詳細

田中 祐子
昭和3年東京都生まれ。学習塾経営の傍ら創作活動を続ける。小学生の頃から短歌、俳句に親しむ。両親の離婚により一人広島に移住。16才のとき、被爆。成人し、小学校の教師となるが、結婚退職し家事に従事。近所の子供たちに勉強を教えたことから学習塾を開くことに。夫が55才で急逝した後、塾経営の傍ら短歌会に入会し創作活動を再開。2020 年現在91才。原爆に起因するとされる甲状腺機能低下症、パーキンソン病、ステージ4の乳癌を患いながら、被爆体験を短歌に詠み、戦争の悲惨さ、愚かしさを語り継ぐ活動を使命として生きている。 著書に『短歌集 生きる~平和で豊かな未来のために~』(小社刊)がある。