田中 祐子

短歌集 命の極み

ISBN 9784344928916 判型 4-6 116ページ
短歌集 命の極み

91才の被爆者が詠んだ
原爆の悲惨さが生々しく心に突き刺さる
「原爆の短歌を詠むことは、心が散り散りに傷んで苦しい作業です。それでも死ぬ前に戦争の愚かしさ、原爆の悲惨さを伝え続けなければならない。それが私の使命です」――91才、癌、甲状腺機能低下症。そしてヒロシマの被爆者。平和への強い願い、二度とこのような悲劇を繰り返してはならないという自戒を芽生えさせる短歌の数々。時折織り込まれた現代日本に対する痛烈な批判性は、日本人一人ひとりが自覚しなければならない教訓や戒めを与えてくれる。今、この瞬間、私たちが安寧に生きていられる理由と意味を問いかける一冊。

価格:1000円 +税

目次

  • 第一章
  • 第二章
  • むかし
  • B29
  • 従姉二人
  • 丸坊主
  • 第三章
  • 特攻隊の少年兵
  • 敗戦の日
  • 未来へ
  • 伝えたいこと(講演会)
  • あとがき

掲載記事

著者紹介

田中 祐子

昭和3年東京都生まれ。学習塾経営の傍ら創作活動を続ける。小学生の頃から短歌、俳句に親しむ。両親の離婚により一人広島に移住。16才のとき、被爆。成人し、小学校の教師となるが、結婚退職し家事に従事。近所の子供たちに勉強を教えたことから学習塾を開くことに。夫が55才で急逝した後、塾経営の傍ら短歌会に入会し創作活動を再開。2020 年現在91才。原爆に起因するとされる甲状腺機能低下症、パーキンソン病、ステージ4の乳癌を患いながら、被爆体験を短歌に詠み、戦争の悲惨さ、愚かしさを語り継ぐ活動を使命として生きている。 著書に『短歌集 生きる~平和で豊かな未来のために~』(小社刊)がある。