新たな環境のなかで小さな気づきが増える図画工作の授業が開始して、1時間ほどでほぼ目的の蒸気機関車と客車を作り上げた。残りの時間はできるだけ蒸気機関車らしく見せるため、工作用紙、のり、はさみで、煙突、動輪、運転室、炭水車を作ろうと考えていた。ただ、あまりにもありきたりの工作だったのでほとんど満足感もなく、物足りなさを強く感じていた。そのときだった。担任の先生が、みんなの作業があまり進んでいないのを…
[連載]どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第5回】坂入 実
先生の一言で図画工作・美術で小中学校時代に唯一取った「4」
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第4回】坂入 実
「サンダーバード」に熱中した小学生時代。食い入るように見た秘密基地の内部構造
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第3回】坂入 実
「そんな開発は不可能だよ。やるだけ無駄だよ」と言われたが、チャレンジし続けた結果…
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【第2回】坂入 実
苦しみながらも、世の中に貢献する製品を何度も市場に投入することができた自慢の祖父
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エッセイ『どうして君は「不器用な生き方」しかできないのか』【新連載】坂入 実
「人生を他人の無責任な判断に委ねたくなかった」孫に宛てたメッセージ