自分の船は何とか手配できて沖ヶ島まで曳航してもらえるようになったが、我が身をどうやって沖ヶ島の家まで持って行くかが悩みの種であった。この度の漂流事故の一連の出来事を考えると、アルコール解決策がパニックが起きた時に必ずしも効かないことがあるんじゃないかと疑うことになった。しかし、それ以外の解決策は全く見つからない。「帰るに帰れないのか?」どうにかして解決手段をと考えた。すると、ここで名案を思い付い…
[連載]赤い靴
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小説『赤い靴』【第6回】高津 典昭
パニック発作にアルコールの即効性はない。ならば最初から泥酔状態を作ればいいと…
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小説『赤い靴』【第5回】高津 典昭
事件?事故?日本中を騒がせた「沖ヶ島の泥酔した漁師小川祐一」
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小説『赤い靴』【第4回】高津 典昭
大海原で急性アルコール中毒に!! 燃料を使い果たし、船は海流に流され…
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小説『赤い靴』【第3回】高津 典昭
【小説】パニック発作の解決のため飲酒…。取り返しがつかないことに
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小説『赤い靴』【第2回】高津 典昭
【小説】貧しくも幸せな家庭だったが…父の抱えた苦しみの正体
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小説『赤い靴』【新連載】高津 典昭
「東京だ、東京だ!」赤いハイヒールを光らせて歩く女性は…