子孫の始まり

Gaia(ガイア)

ガイアは、息子・Ouranos(ウラノス)と交わりました。

 

母は、息子ウラノスとの間にティタン族という5人の男神と6人の女神をもうけました。この一族はたいへん強い神々です。ウラノスは世界を覆いつくして支配していました。最後に生まれたのは、Kronos(クロノス)です。悪知恵にたけていました。

Ouranos(ウラノス)

ところが、この後にはロクな子供が生まれません。怒ったウラノスは生まれた子を地底に閉じ込めてしまいます。母であり妻でもあるガイアは、激怒しました。息子クロノスは陰謀を企て反乱を起こします。クロノスは父を倒して追放しました。父ウラノスに代わり世界の支配権を奪い取りますが……。父は、「お前もいずれ自分の息子に裏切られるぞ!」と、不吉な予言を残して立ち去ります。

 

クロノスは、実姉レアとの間に6神もうけ、世界を支配することになります。

オリンポス12神

Kronos(クロノス)

実姉Rhea(レア)とクロノスの間に生まれた6神のうち、5神は「オリンポス12神」に含まれます。

 

実の父ウラノスより「自分の子供によって権力を奪われる」との予言を受けていたクロノスは、そのことを恐れて生まれてくる子供を次から次へとお腹の中に呑み込んでいってしまいました。まずヘスティアを、そしてデメテル、ヘラ、ハデス、ポセイドン、すべての子を呑み込んでしまいました。母親のレアは、次にゼウスを身ごもったときには夫から身を隠します。クレタ島の深い洞窟の中でゼウスを無事出産すると、夫のクロノスには代わりに大きな石を産着に包んで与えました。夫は我が子と思い、またもや呑み込んでしまいました。

一方、ゼウスは山の妖精たちに育てられました。無事に成長すると、あらんことかあのウラノスの予言が的中する事態を引き起こします。ゼウスは、父クロノスに挑みかかったのです。薬草を飲ませ、これまで呑み込んできたすべてを吐き出させました。

はじめは、ゼウスの身代わりになった石が、続いて次男ポセイドン、ハデス、そして三女ヘラ、次女デメテル、長女ヘスティアが吐き出されました。父に恨みをもつゼウスたち兄弟姉妹は、一致団結してクロノスに立ち向かいます。戦いは、10年以上にも及ぶ凄まじいものでしたが父を地獄の底に閉じ込めることに成功しました。

こうしてゼウスを最高神とするオリンポスの神々による世界支配が始まるのです。兄弟は、世界を三つに分割します。ゼウスが地上を含む天界を。ポセイドンは海。ハデスは冥界。そして姉妹の一人ヘスティアはかまどを司る女神になりました。デメテルは豊作の女神になり、三女のヘラは弟ゼウスの正妻になり神々の中の女王、女神の中の最高位に上ります。

※本記事は、2020年2月刊行の書籍『ドレナージュ大全』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。