遺産相続に向けて…解約・名義変更手続き

「相続届」などの様式と指定された添付書類を提出

当該銀行の別の支店の口座の解約・名義変更の手続きであっても、取次でまとめて受け付けしてくれます(一部の銀行では直接口座のある支店に行くように言われることがあります)。

必要書類を添付し提出してから、即日からおよそ3週間を目処に指定の口座に入金されます。これは各銀行で異なります。

相続届記載例

ゆうちょ銀行の場合

ゆうちょ銀行での解約・名義変更の手続きについても、基本的には前述で説明した様式と添付書類が必要になってきます。ただ、一部手続きの順番がゆうちょ銀行の指定の流れがあるのでそれに従います。

①相続確認表の様式を最寄りのゆうちょ銀行(郵便局)の窓口でもらう(またはゆうちょ銀行のホームページからダウンロードする)

難しい内容ではありませんので、被相続人、相続人の情報を記入してゆうちょ銀行の窓口に提出します。できれば上の表の書類を準備してから行きましょう。

相続確認表の提出時にあるとよい書類

② 「必要書類のご案内」が送付されてくるので中身を確認して必要な書類を準備する

上記で相続確認表等を提出するとゆうちょ銀行の貯金事務センターから「必要書類のご案内」が送付されてきます。その中に相続手続きとして解約・名義変更するために必要な書類が一覧で示されています。この場合においても「解約・名義変更手続きをするための書類の準備」の「一般的に必要になる書類まとめ」で説明しました書類が必要とされています。

「相続手続請求書」という様式が同封されてきますが、これも前々項で説明した「相続届」と同じ役割です。

③ゆうちょ銀行の窓口に「相続手続請求書」と添付書類の提出

準備のできた必要書類を窓口に提出します。最寄りのゆうちょ銀行(郵便局)の窓口でも手続きできますが、中央郵便局や大きな店舗の方が相続手続きをこなしている件数が多いので、ゆうちょ銀行の担当者が慣れている場合があり、早く手続きが終わることが多いです。

相続で受け取る相続人がゆうちょ銀行口座を持っている場合はその口座を振込先に指定することができますし、払戻証書で受け取ることもできます。