惚けないための生き方

ちょっと昔、京都の堀川病院の元院長・理事長の早川(はやかわ)一光(かずてる)氏が、ラジオで「私の老年人生論」と題して「惚けない生き方」について話していた。私と同意見であったので、加筆し、惚けない人、惚ける人とはどんな人かについて箇条書きで示す。

惚けない人

感動したり、何げないことに疑問を持ったり、人のことを考えて世話をしたり、先のことを考えて働く人などが惚けない。たとえば以下のとおり。

①読み書きをする人→小説家、詩人、俳人、日記を書く人、手紙を書く人(電話だけではダメ)

②絵を描く人→画家

③創作・発表をする人→舞台役者、歌手

④政治家、地域の活動のリーダー

⑤会社の経営者、役員

⑥生きる喜び、感謝の心を持つ人

⑦体を動かして働く人、スポーツをする人

⑧その他よく頭を使う人、たとえば囲碁、将棋をする人

惚ける人

惚けない人の対極にある人であり、自分中心でほかの人のことは考えない人、感動しない、何事にも無関心な人。たとえば、下記のとおり。

①だらだらした生活をする人、つまり計画を立てない人。段取りができない人

②社会に無関心な人、たとえば世の中の動きや政治などにはまったく無関心な人

③他人に無関心であり、人付き合いができない人

④体を動かさない、使わない人。たとえば働かない、散歩しない、スポーツには無縁な人

⑤頭を使わない人