第1章 思いもよらない事態

その4 抗がん剤との付き合い方​
─本当に抗がん剤は辛い─

また、この間の抗がん剤による副作用も「多少、指先がしびれるくらい」で、吐き気や嘔吐・むくみ・口内炎・便秘または下痢・発熱などほとんど何も起こっていませんでした。医師からも、「本当に何もないですか? 我慢していませんか?」と聞かれますが、自分でも驚くくらい何もなく順調に経過していました。

懸念していた脱毛も思っていたよりスピードは遅かったです。ただし、今回はコレステロールと中性脂肪も検査したのですが、こちらの値は下がりませんでした。

これは、ステロイドという薬の「体を活性化させるために、コレステロールを血液に貯める性質がある」影響で、どうしても値が下がりにくくなるのだそうです。おかげで「食事制限」は続行中でした。

ここまで、第一段階(寛解導入療法)と第二段階(地固め療法)の2つの治療がなされてきましたが、これほどまでに治療が順調に来ている理由を自分なりに考えてみましたが、次の3つが挙げられると思います。

〈1〉早期発見と早期治療開始
〈2〉治療方針の理解とそれに向けた努力
〈3〉友人や同僚、卒業生からの応援と希望を持つこと