1と2についてはこれまでも触れてきましたので、今日は「皆さんからの応援と希望を持つこと」について説明します。まずは応援。

私のFacebookに病気についての公表をしてから、本当にたくさんの方から応援メッセージをいただきました。その一つ一つが、私の心の支えとなり、病気に立ち向かう力になっていました。

また、時間的余裕もできたので、知人の活躍などをSNSで見る機会も増えて、さらに「自分も頑張ろう」と勇気が湧いてきました。とても感謝しています、ありがとうございます。

そして、もう一つ大事なことは「希望を持つこと」でした。しかも、できるだけ多くの希望を持つことで、今やるべきことの意味が見えてきたのです。

私の場合は、この時点で次のような希望(願い)を持っていました。

・早く退院して家に帰りたい

・早く職場に復帰したい

・おいしいお刺身を食べたい

・おいしいお酒を飲みたい

・テニスやゴルフがしたい

・国内や海外に旅行に行きたい

・社会貢献をしたい

・新しいことにチャレンジしたい

こういった数多くの具体的な願いを実現するために、頑張っていました。自分や周りがどのような状況にあったとしても、将来は必ず良くなると信じて、今やるべきことをしっかりとやっていこうと思っていました。

やっぱり「未来を信じ 未来に生きる」ですね。これは、立命館大学の名誉総長である末川博名誉総長の言葉です。

※本記事は、2020年5月刊行の書籍『ボクは、笑顔でできている ~多くの人に支えられて、白血病と闘うことができました~』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、再編集したものです。