5月の新連載のお知らせ

新緑が目に鮮やかな季節となりました!
リニューアルした「ゴールドライフオンライン」、特別に5月の新連載を一足先にお届けします!
5月は15作品がスタート予定!


5月3日(金)
8時~『ヒスイ継承』守門和夫
10時~『あわら温泉物語』笹岡一彦
22時~『虹色の魂』青居蒼空

5月4日(土)
10時~『縁 或る武家のものがたり』伊藤真康
22時~『GOODBYE いじめ対策』ガンジー・平墳

5月5日(日)
10時~『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』鱸一成
22時~『なぜあなたの痛みはがんばっても消えないのか?』和田由美

5月6日(月)
10時~『ハロー、わたし!』澤幸希
22時~『東北大学粉砕闘争』石井恭平

5月18日(土)
8時~『神さまの隣』桜井莉麻
10時~『神縁』塩谷灯子
12時~『弔いの回想録』松田浩一
14時~『紅の脈絡』水無月慧子
16時~『明日も生きるあなたへ』naomi

5月3日(金)8時~

『ヒスイ継承』
守門和夫

私だってぼくだって、勇士の力を秘めている

新潟県につたわる「ヌナカワヒメ」伝説を調査するナンデモ研究会の四人組。
ある日突然異世界に引きこまれたと思ったら、
姫の一族と闇の者との戦いに巻きこまれてしまい……!?
現実↔異世界トリップファンタジー!

本文をチラ見せ!

秋が深まり、イチョウの葉が輝くような黄色になった、ある土曜日の朝のことだ。川越市のカルガモ小学校三年生の星野波奈は、電話の呼び出し音で目が覚めた。
時計を見ると、まだ六時になっていない。だれも出ない。しかたないので一階に下りて……

5月3日(金) 10時~

『あわら温泉物語』
笹岡一彦

度重なる地震や大火から、北陸の人々は必ず立ち上がってきた――。
明治時代から続く福井県の名湯での実話を基にした、悲運からの再生奮闘劇!

 

青く晴れた日、大きな赤がすべてを飲み込み、その旅館には2つのシンボルだけが残った。

日本一の泉源数を誇るが故に、それぞれの旅館が独立していて助け合うことの少なかった温泉街。
「このままではいけない」それに気づいた人々が、老舗旅館の焼失を機についに動きだした。一人は社長、一人は議員、一人は女将として……。
地元の未来を思う気持ちが重なって作る、新しい”あわら”の形とは。

本文をチラ見せ!

人は悲しい時には青が見えなくなり、青空も灰色に見えるという。だが、この日の晴れ上がった空は悲しすぎるくらい青かった。
乾燥した空気の中、旅館の屋根から白い煙が上がり始めると、あちこちからパチパチという音が鳴りだす。
今度はキナ臭くヌメっとした生温い風が流れてきて…

5月3日(金)22時~

『虹色の魂 永遠の愛』
青居蒼空

時空を超えてつながる愛の物語

 

家族を襲った突然の惨劇―。母はなぜ酸鼻な死を遂げたのか?
母の死をきっかけに前世と現世を視る能力を得た主人公の光。
事件の真相を探るうちにみえてきたものとは…。

本文をチラ見せ!

青い空を眺めていると、いつの間にか僕は、雲の上で浮いていた。見下ろすと、真っ青な海が広がっている。
海も空も綺麗なのに、急に不安になった。
「お母さん」
僕は呟き、母を捜そうとその場を離れようとするが…

5月4日(土)10時~

『縁 或る武家のものがたり ―仙台藩・無名武士の二百八十年―』
伊藤真康

光の当たらぬ名も無き者にも、知られざる歴史がある

 

時は戦国、下級武士として伊達政宗に仕官した伊藤三右衛門家。
陰ながら主君を支えた伊藤家はどのように知行地を拡大させ、繁栄の道を歩んでいったのか。
八世代にわたる二百八十年の軌跡を、史実をもとに描いた歴史小説。

主君の改易により浪人となるも、新たに伊達家へ仕え始めた伊藤肥後信氏。
一六一五年、激闘となった大阪夏の陣で、老武士ながらも見事に功績をあげた信氏は、戦いのさなか、逃げまどう敵方の姫と幼子たちを助けることに。
敵対関係から一転、仙台城で暮らすことになった彼らと信氏が繋いだ不思議な「縁」は、時を越えて伊藤家の栄華に深く関わっていく――。

本文をチラ見せ!

この物語は、陸奥の片田舎から現れた、全く無名の武家が記した、戦国から明治までの八世代・二百八十年の軌跡である。
この武家が太閤・豊臣秀吉の治世時、奥州の雄・伊達家に仕官するところから、物語は始まる。或る時は歴史の荒波に激しくもまれ、また或る時は歴史を変える大事件に関わりながら、家の栄華を極め、やがて厳しい現実に苦悩し、武家の時代が黄昏時を迎えるとともに、彼らは…

5月4日(土)22時~

『GOODBAE いじめ対策 学校のいじめ対策が違法であることを国民は知らない』
笹岡一彦

子どもには、自分で考え、判断し、解決する力がある

 

教員主体のいじめ対策は、「学習指導要領」に明らかに違反している――。
著者は、生徒自身が仲裁者となる「学級裁判」により、多くのいじめ問題を解決に導いてきた。
40年余り学校教育と向き合い続け、従来のいじめ対策の問題を現場視点で洗い出した教育書。

本文をチラ見せ!

定年退職後、私は現職のときに覚えた園芸や農業をしながら、地域で親子の田植えや稲刈り体験教室を開いたり、絵画教室や教育相談活動を行っています。
ある日、中学生の母親から、 「子どもが友だちからいじめを受け、長い間学校に行けていません」と相談メールが届きました。以下、母親が令和5年1月に町の第三者委員会に提出した報告書より、実際に学校で何が起きていたのか…

5月5日(日)10時~

『詐欺師×スパイ×ジェントルマン パトリシア・ハイスミスとジョン・ル・カレの作品を読み解く』
鱸一成 

詐欺師とスパイは、どこか似ている

 
 

サスペンスの女王パトリシア・ハイスミスと、スパイ小説の大家ジョン・ル・カレ。
2大巨匠の作品を、キャラクター造形に注目して読み解く本格評論!
ハイスミス作品屈指の人気キャラクター、田舎紳士に成り上がった詐欺師リプリーと、ル・カレの描く『スマイリー三部作』でイギリス紳士の素顔に仮面を着けて諜報機関に尽くすスマイリー。
自分を偽り、他人に成りすます、歪んだ世界の行く末は……?

本文をチラ見せ!

パトリシア・ハイスミス(一九二一–一九九五)は二二冊の長編小説と九冊の短編小説集を公刊した。彼女の作家生活は、毀誉褒貶の多い私生活とは裏腹に、はた目には順風満帆だったように思われる。長編デビュー作『見知らぬ乗客』 (原著一九五〇年刊)は、巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督によって映画化された。クレア・モーガン名義の長編二作目…

5月5日(日)22時~

『なぜあなたの痛みはがんばっても消えないのか? 現役はりきゅう師が教える「痛み」のメカニズム』
和田由美 

「痛くない」をあきらめない。

 
 

病院、サプリ、健康体操……
努力が効かないその痛み、がんばり方が違うだけかも?

鍼、お灸にストレッチ。
日常に取り入れやすい、簡単セルフケア方法も収録!

本文をチラ見せ!

普通の生活すら阻害する頭痛、朝目覚めて身体を起こしただけで悲鳴を上げる腰、ちょっと歩いただけで苛烈な痛みが出る膝。つらい痛みを何とかしようと思っていない人はいないはずです。
あなたも病院に行ったり、サプリに頼ったり、テレビで見た健康体操を試したりしたことがあるのではないでしょうか。何とかするためにがんばっているのに、…

5月6日(月)10時~

『ハロー、わたし! ハッピーエンドはいつだって君のもの』
澤幸希

絶望の先には、優しく強い光がある

 

雪の降るクリスマス。
授業のレポートのためにバイトを休んだ僕は、母に頼まれて祖父を訪ねる。
その道すがら、子どもの頃祖父と通っていた乗馬倶楽部で出会った、有紀ちゃんのことを思い出していた。かわいくて料理上手で、僕が密かに想いを寄せていた彼女は、突然の事故で亡くなってしまったのだ。
ずっと消えない喪失感を抱えた僕に、祖父が語った「雪女」の話とは――。

悲しみの先にある光を描く「僕と雪女」他、生きることと死ぬこと、絶望と再生を、繊細な言葉で綴る三篇。

本文をチラ見せ!

「……ん? やばい、アラームかけ忘れた!」
木製ブラインドの隙間から差し込む光がいつもより薄暗いせいで寝坊したのかと思い、僕は慌ててベッドから飛び起きた。
「あれ、そうだ。今日はバイト休みだっけ」
年明け早々に提出しなければならないレポートの準備がなかなか進まないので、店長に頼み込んで三日間の休みを貰ったのだ。
「勘弁してくれよ、。イブ前後の三日間はコンビニは稼ぎ時だぜ」
店長は渋い顔だったが、…

5月6日(月)22時~

『東北大学処分粉砕闘争』
石井恭平

学生運動の嵐吹き荒れし 懐かしき烈風の時代

 

1972年の学費闘争から1975年の処分粉砕闘争まで、約50年の沈黙を破り、当時の体験が今、語られる——。
東北大学で起こった学生運動とその歴史のありのままを綴った、貴重な記録。

本文をチラ見せ!

私が高校に入学したのは、世界的な若者の叛乱の季節の後であった。1968年のフランス五月革命、アメリカのベトナム反戦や公民権運動に結び付いた学生運動、日本でも東大安田講堂攻防戦、全共闘運動の全国の大学での展開など世界中で…

5月18日(土)8時~

『神さまの隣』
桜井莉麻

四季折々の、わたしのカケラ

 
 

詩、短歌、小説、エッセイからなる著者初めての作品集。
嬉しい時、楽しい時、苦しい時、悲しい時。人生のいろいろな場面を著者は鋭い感性で切り取ります。
好きなときに好きなページを開いて一読すれば、おいしいチョコレートのカケラのように読む人を元気にします。

本文をチラ見せ!

あなたが、人生に対して迷いや不安を抱き、生きることへの否定的な感情に苛まれるとき、同じ悩みを抱いたわたし自身の足跡であるこの作品が、そこからの糸口を探す、何らかのヒントになれたのなら、わたしにとってこれ以上の喜びはありません。…

5月18日(土)10時~

『神縁 心を裸に』
塩谷灯子

霊界のしくみをお話します

 

神縁とは、魂の浄化と成長に不可欠となる「災い」である。
本著は、平凡な主婦であった著者が、次々と災いに見舞われながら、ついに霊界の存在を知るようになるまでの回想録である。最後の2章では、霊界のしくみが明かされる。

本文をチラ見せ!

私は今、七十歳をちょっとばかり過ぎた中途半端に平凡な主婦だ。九州で夫と共に時々けんかしながら仲良く暮らしている。二人の子供は既に独立していて、少々変わった仕事をしながら毎日を送っている。そんな私がバブル経企に日本中が浮かれていた頃から…

5月18日(土)12時~

『弔いの回想録』
松田浩一

後悔はある。
それでも、君と出会えたことに感謝している。

 

昭和45年、立川駅南口、徒歩3分。
俺たちは、あの商店街で大人になった。
かけがえのない友情をはぐくみながら――。

親友・西の葬儀で弔辞を終えた松は、彼との過去に思いを馳せた。
――中学のある時期から、事あるごとに口出ししてくるようになったクラスメイトの西。
はじめは冷たくあしらっていたが、あまりのしつこさに不本意ながらも助言を受け入れた先では、いつも未来が開けていると気づき、彼との友情を深めていく。

本文をチラ見せ!

平成十八年三月八日、多摩都市モノレール泉体育館駅から徒歩で八分の祭場にて、友人の西浩二君の告別式が執り行われた。駅から祭場までの間、故人を回想しながら、向かったので想い出は尽きない。彼との関係は、小学校三年生の時に…

5月18日(土)14時~

『紅の脈絡』
水無月慧子 

それぞれが貫いた正義を描く、2つのファンタジー短編小説

 
 

明治時代の北海道。
はじめての道路建設に動員された人々は、劣悪な環境を強いられていた。それに耐えられず絶命した人々を弔った地蔵が、ある日突如として2体に増えたという――。
この不思議な出来事のうらには、遠い惑星の兄妹たちの存在があった。
「紅の脈絡」

本文をチラ見せ!

――「けもの道」しかなかったこの宇留邊に、初めて本格的な道路が作られたのは、一八九一(明治二十四)年のことであった。
工事にあたった囚人のうち、二百一名が命を落とした。その中には鎖をつけられたまま脱走を試みて捉えられた者も多く、彼らは…

5月18日(土)16時~

『明日も生きるあなたへ』
naomi

人生の満足度は、どれだけチャレンジしたかで決まる!

 

孤独死、墓じまい、家じまい、発達障がい児の子育て……
さまざまな困難を乗り越えてきた著者が語る、
後悔しない人生を 送るためのヒントが満載の自叙伝!

本文をチラ見せ!

人は生まれ、必ず死を迎える日が来ます。
病死かもしれない。事故かもしれない。天災による災害死かもしれない。
もちろん寿命を全うして老衰で亡くなるかもしれない。
死はいつだって想定外の日にやってきます。
しかし、誰しもがこの世に産まれたからには、…


今月も魅力たっぷりの連載が目白押し。ぜひチェックしてみてください!