~まえがき~

幼少期から難なく平凡に過ごしてきた私。

中学生頃からギャルに憧れてギャルの道まっしぐらの中、18歳で結婚、出産しました。家事や育児を頑張っていた新米ママ時代もあり、3人の子供にも恵まれて平穏な日常を送っていました。

ある日突然、交通事故に巻き込まれて全身の60%の火傷を負ってしまい、健常者から障害者になってしまいました。

2~3週間ほど、意識不明の重体で気付いた時には以前の面影が無くなっているぐらい変わり果てた姿になっていました。

事故当初は、「なんで助かっちゃったんだろう? 私何か悪いことでもしたかな? なんで私なの?」と張り裂けるような思いで、こんなに辛い思いをするぐらいなら「死んだ方がマシ」と思っていた時もあり、入院中はずっとただひたすらに泣いていました。

子供たちにも会えない日々が続き、今まで普通にできていたことが急にできなくなるなんてこんなにも辛いんだということに気付き、入院中は度重なる手術とリハビリに奮闘し、夫の献身的なサポートのお陰もあり、沢山の支えの中でまた生きる希望が持てるようになりました。先生方や看護師さんにも大変お世話になり、親切な対応で感謝も綴っています。

退院後は新居で慣れない生活の中、計り知れない苦難と困難に立ち向かいながら家族や周りの人たちに支えられて、新たな一歩を踏み出すことができました。

子供たちの為にも立ち止まったままではいられないと前向きになれるようにもなり、いつの日か、病気やケガで苦しんでいる人たちの為に勇気を与えられる存在になりたいと思うようになりました。

そして、事故によって当たり前にできていたことが急にできなくなってから、何事もなく当たり前に過ごせていた日々が一番の幸せだったことを痛感しました。

ホントに何が起こるかわからないから一瞬、一瞬を大事にしようと思えるようにもなりました。さっきまで元気でも一瞬で人生が変わったりしちゃう時もあることを忘れずに、全ての人に1日を大切に生きてほしいです。

子供を持つお母さん方や、事故だけではなく、病気やケガを乗り越えようと頑張っている全ての人に向けた作品になっています。形は変わってしまっても母親に代わりはいないのですから。