次に、位置を変えて左足側にも同様の処置をします。左右の足先が揃って、骨盤以下の骨体系の正常化を確認出来るまで、続けます。

次に、腹臥位のままの患者さんの太腿付近に膝立で馬乗りの姿勢をとります。そして、左手手根部で仙骨左側面を押さえて、右手で患者さんの骨盤を外方から挟み込むように包み持って、仙骨の左側めがけて引っ張り上げます。この処置で骨盤の前後差が矯正され、恥骨と座骨の位置が正常に戻ります。

7.自宅療法

腰痛症は、体の不調の結果なのですから、日頃から自宅で温灸をして体調を整える必要があります。

冷えがある方は、足湯や腰湯や半身浴をするようにします。冷えとともに浮腫みもある方は、青竹踏みをすることを勧めます。

椎間板ヘルニアになりやすい方には、日々、マッケンジー体操をするとよいです(この体操は、腹臥位で肩横に掌をついてから、腕の力だけで上半身を、腰を基点に引き起こすものです。腰に力を入れない事が大切です。又、脊柱管狭窄症の方は、症状が悪化する事があり、不向きです)。

骨盤調整を維持する為に、腰回し・肩回し・腕回し・首回し・足首回しを励行する事は、腰痛再発防止の為には、必要不可欠です。

追記 腰痛症の治療は、他の疾患の治療の総体ともいえるもので、治療の基本的事項が多く、又、同時に応用のきく治療法でもありますので、少し長くなりましたが、是非とも理解・習得してほしい施術法である事を付記しておきます。

【前回の記事を読む】鍼灸師が腰痛症を診るときのポイントは?腰痛には12種類ある!

【イチオシ連載】結婚してから35年、「愛」はなくとも「情」は生まれる

【注目記事】私だけが何も知らなかった…真実は辛すぎて部屋でひとり、声を殺して毎日泣いた