コウキ:信念を持つことはとても大切です。この信念には思考と感情が関連しています。すなわち、感情は私たちのエネルギーで、よりリアルであり、その状況が直接的に身体に現れます。感情こそが私たちにやる気を起こさせ、働かせ、成長させてくれるエネルギー源です。

それゆえ、思考に感情が伴うと「情熱・やる気・念」になり、その感情と私たちは一体化し、さらにその感情を伴った思考が継続的に固く信じられたものが「信念や継続的で情熱的な心のスタミナ(持久力・やり抜く力)」です。

信念を持つということはある思いを心から信じて頭の中で「できるかな?できないかな?」などと元的に分別し、不安や迷いなどの状態とならずに思考から離れ超越して、ただひたすら絶対にやり抜くという絶対的な肯定に基づきベストを尽くして行動することです。

それゆえ、自己と一体化した信念は行動に影響し、行動は現実における結果に大きな影響を及ぼし実現されます。すなわち、信念が現実を創り出します。

この場合、「強い信念を持つ方法」としては、例えば、大好きなこと、強く思うこと、大切な人(家族、恋人、恩師、同志など)や信仰を持つこと、死生観や哲学を確立すること、明確な目標・目的・志を持つことつまり理想の自分を持つこと(「理想の実現力」)、因果律を信じることなどがあります。

サキ:よくわかりました。強い信念→継続的な努力・行動→実現ですね。これらの方法を活用して強く絶対的な信念を持って生きていきたいと思います。


注1「今ここ思考」とはいつでもポジティブ思考に基づいてワクワクして思考し行動することによって、今ここでしていることに全力を集中し、一瞬一瞬ベストを尽くして生きようとする意志のある考え方です。

注2 「ジャーナリング」とは書く瞑想とも呼ばれ、自分の考えていることを紙に箇条書きする方法のことです。

注3 見える化の方法として例えば、言語化・数値化・図表化・具象化などがあります。

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