第2章 チーム投資方式とリスク管理

クミ:お爺ちゃん、『チーム投資』って聞いたことないけど、どういうやり方なの?

ミノル:『チーム投資』というのは沢山ある投資対象カテゴリーから、将来性に優れ特長の異なった個性豊かな企業を世界や国内から選抜してチームを作り、チーム全体で高いパフォーマンス目標に挑戦する株式投資手法なんだよ

クミ:将来期待できる会社の株を、いろいろと買ってチームを作るっていうことなの?

ミノル:その通りじゃ。チームは安定した投資利回りが期待できる企業、相当高い株価成長が十分期待できる企業、さらに極めてアグレッシブな夢のある企業などの特長を持った企業を自分の目的に合わせてバランスよくメンバーに選ぶのが良いだろう

マサノブ:なるほど、証券会社がやっている投資信託みたいだね?

ミノル:そうじゃ、この方式は一種の投資信託であり、手作りの「自分だけの投資信託」といえるだろう。時代を引っ張る世界のトップ企業や安定して高配当を続ける日本企業、将来が期待される今伸び盛りの若い企業、などの多彩で魅力的な企業で構成して、チームで投資をするのじゃ

クミ:お爺ちゃん、『チーム投資』は手作りの投資信託なのはわかったんだけど、投資信託ってどういうものなのかな? わかりやすく教えて!

ミノル:投資信託は証券会社などが個人投資家からお金を集め、プロのファンドマネージャーが株や債券などで運用してくれる金融商品のことなんじゃよ。ここでは株式投資信託について説明しよう。ファンドマネージャーは今後成長が期待されるテーマなどから投資会社を選び、日本だけではなく世界中からそのジャンルの有望だと考えられる企業を選出して、株式投資するのじゃ

マサノブ:今後期待されるテーマっていうのは、例えば最近なにかと話題のSDGsとか?

ミノル:そうじゃ、SDGsとかロボットやAIなんかもこれから成長が期待されるテーマじゃの。プロのファンドマネージャーはそういったテーマから有望な投資会社を選び、投資をするのじゃ。個人投資家はそれらのファンドの中から選んで買い付け、運用成果をチェックし、自由に売って換金することができるんじゃ

クミ:プロのファンドマネージャーが選んでくれているんなら、なんだか安心な気がするわね